技術情報

中元組として、参画している協会技術を紹介します。

ケコム工法(KCMM)

概要

KCMM工法は、下水道管梁布設工事における立坑構築と、小口径管推進を組み合わせた工法です。MS-HBMによりケーシングを揺動圧入・掘削して円形の発進立坑・到達立坑を構築し、小口径管推進機で任意の方向に推進します。双方を組み合わせることにより工事がシステム化され、さまざまなメリットを発揮します。それぞれの機種も優れた特徴を有し、独立で施工することも可能です。

立坑構築工 施工工程

  1. 機械搬入・設置

  2. ケーシング建込

  3. 圧入・掘削

  4. ケーシング接続

  5. 底版コンクリート打設

  6. 覆工板設置

協会

ケコム協会

ストパネ工法

概要

鋼矢板の腐食対策が急務となっている農業水利施設を、軽量プレキャストパネルと充填コンクリートの複合材により補修・補強することで施設の長寿命化を図るストックマネジメントに適した工法です。

掘削完了

護岸完了

協会

ストパネ工法研究会(鋼矢板水路腐食対策工法協会)

ダンビー工法

概要

ダンビー工法は、既設の管きょを非開削で効率的に更生する工法です。 まず、既設管きょ内面上部にスペーサーを設置します。その後、硬質塩化ビニル樹脂製の帯板(ストリップ)をマンホールから既設管きょ内に送り込み、管きょの内面にスパイラル状に巻き立てます。 次に、隣り合うストリップ間を接合用かん合部材(SFジョイナー)でかん合し、連続した管体(ストリップ管)を形成します。最後に、ストリップ管と既設管きょとの空隙に充てん材を注入することで、既設管きょと更生部材とが一体となった更生管(複合管)となり、高い強度と水密性を発揮します。さらに、中央溝部と伸縮部を併せ持つSFジョイナーを使用することにより、更生管は優れた耐震性能を発揮します。

協会

EX・ダンビー協会

EX工法

概要

EX工法は本管および取付け管の改築および修繕をおこなう更生技術です。下水道管材として長年実績のある硬質塩化ビニル樹脂のパイプを蒸気と熱風により加熱・軟化させ、蒸気を通した状態でマンホールより既設管内に連続的に引き込みます。引き込み後、パイプ内の蒸気圧を上げ、更に加熱・軟化させたのち、徐々に加圧することでパイプを拡径させ既設管内面に密着させます。密着させた状態でエアーにて保圧し、所定温度まで冷却することで既設管内面に完全に密着したパイプを形成します。本技術による加熱・拡径による円形形状復元状況、更生された管の構造を下に示します。

挿入時の状況

円形に復元させる拡径過程

拡径・冷却を完了した状況

加熱・拡径による円形形状復元状況

更生された管の構造

協会

EX・ダンビー協会

インシチュフォーム工法

概要

インシチュフォーム工法は、既設管内に熱硬化性樹脂を含浸したライナーバッグを水圧により反転挿入し、管内水を加熱してライナーバッグを管内に圧着硬化させることで、既設管路の中に新しい管路を構築する工法です。また、現在は従来の水反転+温水硬化の課題であった短距離施工、短時間施工にも対応できるよう新しいフィルムや樹脂の開発により、引き込み+蒸気硬化工法と空気反転+蒸気硬化工法の施工バリエーションも取り揃え、施工条件や環境に応じた工法を提案しています。

協会

日本インシチュフォーム協会

クリアフロー工法

概要

クリアフロー工法は、高密度ポリエチレン製の帯板状であるライニング材背面に、補強鋼材を装着した更生材(CFエレメント)、およびポリマーセメント系充てん材(CF充てん材)により複合管を築造する大口径管きょを更生する工法です。本工法は、ライニング材背面に補強鋼材を装着させて一体化することにより、管体強度の向上を図っています。また、テーパーライニング材を使用することにより急曲線部にも適用でき、下水供用下においても管路内に大きな機械を搬入することなく施工できる工法です。なお、本技術は2019年3月に建設技術審査証明を変更取得しました。

協会

クリアフロー工法協会

その他

一般社団法人 日本管更生技術協会(JPR)
新潟県管更生技術協会(NPR)
橋梁等構造物メンテナンス技術研究会
一般社団法人 新潟県コンクリートメンテナンス研究会